地元がつまらない街になってゆく

今回の帰省でそれを感じる事が多かった。

昔よく行っていた場所や遊んでいた場所が潰れていたり、巨大なマンションになっていたり、チェーン店ばかりを集めた商業施設になっていたり。

これが地方都市の宿命だろうか。

このままじゃ埼玉県みたいな何の特徴もないクソつまらない街になってしまう。

経済の事はよく分からんけども、力のある企業がどんどん小さな店を飲み込んでいく感じなのだろうか。

個人店舗とチェーン店が共存してこその商店街じゃなかったのかよ。

ただでさえ学生が集まりやすい場所だってのに、これ以上バカな学生共が湧いて来たら一体僕はどこを安息の地とすればいいんだ。

 

「博多の街も大分変わったね。」

「ばってん、変わっとらんもんもあるったい。」

「変わっとらんもんって何?」

「そりゃあ、内緒くさ。」

「こすかー。」

 

これは福岡土産の定番「博多通りもん」のCMの台詞の一部である。

 

人も街も変わってゆく。

あの頃の僕も、あいつも、あの子も、もういない。

それでもあの頃と変わらないものを持っていたいし、持っていてほしいものだ。

僕は何を得て何を失ったのだろうか。

もう少し戦ってみよう、百道浜も、君も、室見川もないこの街で。

 

♪正しい街/ 椎名林檎